おおいがわの収穫人

古澤義晴さん・きよみさん
古澤義晴さん・きよみさん

広報誌
“地域発!情報ステーション おおいがわ”
2015.11月号 掲載

手間暇かけて作り出す自慢の一品

島田市湯日
古澤義晴さん・きよみさん

両親が営む茶農家を手伝う形で就農し、34年目を迎えた古澤義晴さん。現在は、妻のきよみさんと両親に手伝ってもらいながら、茶を250アールと自然薯を15アール栽培しています。湯日地区で自然薯栽培を始めたのがおよそ40年前。茶を栽培する農家が、冬の農閑期の仕事として始めました。今では湯日の特産として根付き、ふるさと納税のお礼の品や県内の飲食店から注文があるほどです。

「自然薯は手間が掛る分、味には自信がある」と話す義晴さん。1年で栽培する方法もあるのですが、古澤さんが所属する湯日自然薯研究会では、2年近い年月をかけて栽培しています。球芽の「むかご」から栽培するため、4月に植えてから1月に一度掘り出し、種イモとして再び4月に植え付けます。早いもので10月中旬の収穫となるため、最低でも1年半かかります。時間がかかる分、粘りや味、風味は格別だそうです。

健康に良い自然薯を「とろろ」以外で活用できないかと、古澤さんは研究にも余念がありません。きよみさんと試行錯誤しながら、飲み物として普及できないかと考え、出汁や醤油で割った「ごっくんとろろ」を試作。地元の直売所で試飲会を開きアンケートを取るなど、さらなる消費拡大を目指しています。

湯日自然薯研究会の自然薯は、10月下旬頃から3月頃まで「まんさいかん」各店舗や島田地域を中心とした農業祭、産業祭などで販売します。とろろが一番おいしいと言う古澤さんは、「皮をむかずにすりおろし、自然薯本来の風味を味わってもらいたい」と話してくれました。

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