おおいがわの収穫人

田中尊徳さん
田中尊徳さん

広報誌
“地域発!情報ステーション おおいがわ”
2016.3月号 掲載

家業の農業を守る

焼津市藤守
田中尊徳さん

大学卒業と同時に就農した田中尊徳さん。水稲の他、40アールのビニールハウスでミニトマトやマスクメロン、セルリーを栽培しています。代々受け継がれてきた農業を小さな頃から手伝ってきた田中さんは、自然の流れで就農しました。

家業を継ぐことは、施設や農機具などの道具がそろっているだけでなく、JA職員や市場担当者など親の代から繋がっている人脈や販路といった基盤があり、心配せずにスタートできるのが魅力です。

就農して7年。農業はまだまだ分からないことが多く、長い間農業に携わってきた両親に栽培方法を教わりながら技術を継承しています。その中でも、新しい肥料や農薬を試してみるときは、大学で学んだ実験方法を生かすなど、家族で協力し農業に励んでいます。

「農業には決まった休みがなく大変だけど、サラリーマンとは違った気楽さがある」と話す田中さん。家族で農業を営むことで時間を作ることができ、JAなどで行う研修会にも参加できたり、趣味のカメラで自然を撮りに出掛けたりしています。

春先に収穫するセルリーは、冬場の温度を低く設定できるため、暖房費を抑えられビニールハウスで作るには最適だそうです。田中さんが栽培するセルリーは、2月下旬頃から出荷がはじまります。茎が丸く、ずっしりと重いものが新鮮で、生で食べる以外にも細く切って「きんぴらごぼう」のようにしてみたり、甘酢に半日ほど漬けるだけで、苦手な人でもシャキシャキした食感が楽しめると教えてくれました。

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