おおいがわの収穫人

濵井猛さん
濵井猛さん

広報誌
“地域発!情報ステーション おおいがわ”
2016.4月号 掲載

思い立ったら種をまこう

藤枝市滝沢
濵井猛さん

茶農家の9代目として50年以上農業に従事してる濵井猛さん。1.5ヘクタールでの茶栽培を中心に、タラの芽やミョウガ、ワラビ、シイタケなどを「まんさいかん藤枝」に出荷しています。

濵井さんは、藤枝市瀬戸谷地区の椿山山頂付近でタラの芽を約30アール栽培しています。栽培をやめた茶園を主に活用し、タラノキを茶の木の間に植えることで、茶園を荒らさず管理ができることに加え、雑草も生えてこないので一石二鳥だそうです。タラの芽の収穫は、「農作業の本格シーズンが始まるスイッチだ」と話す濵井さん。3月下旬にタラの芽の収穫が始まると、茶、ミョウガと秋ごろまで休み無く収穫作業が続きます。

35年前に仲間と始めたタラの芽栽培は、害虫や管理の仕方が悪いとすぐに枯れてしまいます。それに加え、カモシカやイノシシなどの鳥獣被害もあり、うまくいかないこともありました。管理の難しさに、一緒に始めた仲間も栽培をやめてしまいましたが、濵井さんは誰もできない難しさにやりがいを感じ、対策を万全にして栽培しています。

「思い立ったら種をまけ。ダメでもともと、やってみなければ何も始まらない」と濵井さんは、新聞などで気になることがあればすぐに現地へ話を聞きに行ったり、趣味のドライブに出かけると、その地の作物の種を買い、自宅で育てながら旅の記憶を思い出しています。

そんな濵井さんが作るタラの芽は、4月下旬頃まで出荷しています。濵井さんおすすめの「テンプラ」にして、春の訪れを感じてみませんか。

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