おおいがわの収穫人

石神春江さん
石神春江さん

広報誌
“地域発!情報ステーション おおいがわ”
2017.8号 掲載

日記で見返す野菜作り

島田市伊久美
石神春江さん

茶畑が一面に広がる島田市の檜峠で自然豊かな環境のなか、ナスやキュウリ、インゲンなど9種類の野菜を季節に応じて「まんさいかん藤枝」に出荷する石神春江さん。「ナスはお客さんからの人気が高い」と、長い間消費者にナスを届けられるように、センリョウナスとナガナス、オオナガナスの3品種を組み合わせて6月中旬~10月中旬まで出荷しています。もともと茶農家に生まれた石神さんは、子どもの頃から作業を手伝ってきたため、作物を育てることが大好きで楽しいと話します。 30歳の時に勤めていた工場を辞め、本格的に農業に取り組むようになりました。最初は、家庭菜園程度に始めましたが、作物を育てる楽しさから「家の光」や「現代農業」などの雑誌を参考に、独自で勉強をしながら面積を増やしてきました。5年前、64歳で「まんさいかん藤枝」へ出荷を始めたことをきっかけに、消費者によりよい野菜を食べてもらおうと「野菜日記」をつけはじめました。今年で5冊目になる「野菜日記」には、朝夕に畑を見まわったときの野菜の様子を細かく書きとめ、翌日の作業に役立てています。また、昨年いつ頃にどんな作業をしたか確認するための備忘録としての機能も果たし、日記を見て作業の時期を見極めるそうです。 作物の品質にこだわる石神さんは、消費者により良いナスを届けたいと、通常の水より水素量が多く体に良いとされるアルカリ電解水でナスを1本ずつ丁寧に洗ってから出荷します。また、毎年出荷量の目標を立てて栽培に取り組み、藁を敷くなどして土壌の管理に努めています。「今年は去年の出荷量を上回りたい」と、お決まりの豆絞りの手ぬぐいと黒い地下足袋姿で今日も元気に畑へ出かけます。

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