おおいがわの収穫人

冨永靖彦さん
冨永靖彦さん

広報誌
“地域発!情報ステーション おおいがわ”
2017.12号 掲載

豊富な知識がおいしさにつながる

島田市湯日
冨永靖彦さん

大学卒業後に就農した冨永靖彦さん。就農したきっかけは、学生時代に偶然知り合った高僧に実家で栽培した茶を贈ったことでした。とてもおいしいと喜んでもらえたことが嬉しく、就農を決意しました。 35年ほど前に、このまま茶の価格がずっと高くは続かないと、複合作物の栽培を始めました。茶の時期となるべくかぶらない作物を検討し、230アールの茶園をメインにキウイ70アールとビワ10アールを栽培しています。キウイの栽培を始めた頃は、地元幼稚園の親子を対象にキウイ狩り体験を行っていました。口コミで年々客が増え、今では北海道から沖縄まで日本全国に発送しています。 11月中旬から約2週間程度で収穫し、サイズ別に選果したあと低温冷蔵庫に入れて保管します。出荷時には、室むろで追熟させることで収穫時に7度だった糖度が約16度まで上がります。届いたらすぐに食べられるように、注文にあわせて追熟しています。 「ただやるだけではなく、なぜやるかを理解して初めて技術になる」と話す冨永さ ん。農業はパターン化しやすく、同じ作業を繰り返すだけではいいものが作れないと、なぜこの作業が必要なのかを常に考えています。時には、医学書などから肥料の吸収率の上げ方を学んだそうです。 冨永さんは、昨年からおいしいものを自分で作って食べてみたいとスモモ作りにも挑戦しています。よりおいしいものをこれからも作り続けたいと、新たな知識の習得に励んでいます。

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