おおいがわの収穫人

秋山光雄さん
秋山光雄さん

広報誌
“地域発!情報ステーション おおいがわ”
2018.1号 掲載

物言わぬ野菜に手間かけ良いものを

焼津市大栄町
秋山光雄さん

「まんさいかん」設立当初から会員としてホウレンソウや青ネギ、コマツナなどを出荷する秋山光雄さん。家業を継ぐ形で27歳の時に就農してから今年で40年目を迎え、約18アールのビニールハウスを1人で管理しています。秋山さんのホウレンソウは、11月上旬から翌年の6月頃まで「まんさいかん藤枝・焼津」に出荷が続きます。「野菜は物を言わないけど、結果がすぐに出る。野菜が態度で示してくるところに農業のおもしろさがある」と、わが子のように出荷を待ちわびるホウレンソウを見つめます。葉の色を見れば健康状態がわかるそうで、その時々 に必要な作業を判断しています。 「今の季節は寒いからいいけど、夏場の作業は大変」と苦笑いする秋山さん。夏場のハウス内はとても暑く、作業を終えて外に出ると全身汗びっしょりになってしまうのだとか。ハウス内で育つ作物のことも考え、風を通すための窓やUVカット処理されたビニールを使うなどしてハウス内の温度調節をしています。就農して2年目に、初めて自分で作ったハウスが突風で壊れてしまったときは、とても落ち込んだ、とも振り返りました。 年間を通じて、いつ何の野菜をどこにどれだけ植えるのか栽培計画を立てて取り組んでいるものの、天候等の自然条件が加わると毎年同じようにはいかず、試行錯誤しています。自宅でホウレンソウを食べるときは、奥様が作るシイタケの入った中華風炒めがお気に入り。「農業は趣味のようなものです。人生を楽しいものにするため毎日野菜と向き合っています」と今日も作業に勤しむ秋山さんです。

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