おおいがわの収穫人

藤田宗市さん
藤田宗市さん

広報誌
“地域発!情報ステーション おおいがわ”
2018.4号 掲載

農業を通じて日本人の心を守りたい

藤枝市水守
藤田宗市さん

県内一の生産量を誇るJAおおいがわの筍部会。藤枝市岡部町の約30アールのほ場でタケノコを栽培する藤田さんは、収穫時に山に入る際、中山間地の荒れた竹藪を憂いながらも体力の続く限りは農業を続けようと意気込みます。 「農業には日本人が無くしてはいけない優しさがある」と話す藤田さん。農業には、農産物を供給すること以外にも自然環境の保全や良好な景観の形成、文化の伝承などといった多面的機能があり、農業を通じて日本の四季や日本人の豊かな心が作られると信じています。 タケノコの栽培自体に難しいことはありませんが、何より体力が必要だそうです。体力づくりを普段からしているわけではありませんが、タケノコを収穫していると、自然と体力がつく程の重労働だそうです。おいしいタケノコを作るため、年に3回肥料をまいたり、古い竹の伐採や落ち葉の撤去など、やることはたくさんあります。毎年3月の中旬から出荷が始まり4月の中旬にピークを迎え、下旬まで出荷が続きます。ピーク時には、毎日400㌔~450㌔のタケノコを出荷しています。 おいしいタケノコの条件は、ぷっくりまるまるしていて形が良く、黄色のものがいいそうです。アクを抜くには、皮付きのままヌカを使ってゆでるのがおすすめ。タケノコが終わると次はお茶のシーズン。「親から受け継いだせっかくの農業。山や畑をいつもきれいにしておき、作物には元気でいて欲しい」と体力の続く限り、農業に携わり日本人の心を伝えていきます。

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