おおいがわの収穫人

三浦 克暢さん
三浦 克暢さん

広報誌
“地域発!情報ステーション おおいがわ”
2016.6月号 掲載

いいお茶はいい土壌から!

島田市切山
三浦 克暢さん

中日新聞社が主催する農業分野で優れた経営成果をあげ、地域社会の活性化に貢献している青年農業者の功績をたたえる中日農業賞優秀賞に輝いた三浦克暢さん。120年以上続く茶農家の後継者として、栽培方法や製造工程の技術を親から継承しようと35歳で就農しました。就農して8年目を迎える現在は、6.7ヘクタールの茶園を両親と妻の4人で営んでいます。

「いいお茶を作るには、いい土壌から」と父の行う栽培方法を学び、土の表層と深層を入れ替える「天地返し」や茶草場農法を取り入れ良質な土壌を保っています。やり方次第ではまだ茶業が発展すると、販売方法にもこだわっています。茶商と連携し、売れる商品の要望を積極的に取り入れたり、東京で店頭販売を行い、消費者ニーズの調査をしています。また、自然や文化などを伝えるグリンツーリズムに和紅茶製茶体験の講師として参加し、地域を盛り上げながら茶に興味を持ってもらうファン作りをしています。

「製造工程の蒸しと粗揉が一番気を使う」と話す三浦さん。蒸し時間や揉み方次第では、収入のほとんどがなくなってしまう可能性があると茶製造の難しさを教えてくれました。圃場や品種で微妙に変わる蒸しや揉む時間は、経験の長い父の技術を学びながら調整をしています。

新茶が出回ると販売店にはたくさんの種類が並びます。自分に合う茶を探し、ゆっくり時間のある時に、適した温度、適した湯量で、茶本来の力を引き出した新茶を一度は飲んでみませんか。

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