食の安全・安心システム

JA大井川では消費者から信頼される産地を目指し、平成15年度に「食の安全・安心確保対策本部」を立ち上げ、「JA大井川食の安全・安心システム」が稼動しました。

食の安全・安心確保対策本部は、その名の通りJA大井川産農産物の安全・安心を確保することを目的に発足しました。安全・安心システムでは実践的手段として、各業種組織において農産物生産者への減農薬又は農薬適正使用について指導を行い、イムノアッセイ法にて残留農薬自主検査を行うことによって出荷物のチェック体制を整えています。

JA大井川では、誰がいつ、どのようにして生産したのかわかる履歴(生産履歴=トレーサビリティー)を確立し、消費者に速やかに情報提供することがJAの責務であり、また消費者にとっても有益になると認識しています。そのため生産履歴の公開を目指しシステムの確立を急いでいますが、一環として残留農薬自主検査の結果を公開しています。

方針

  • 作物業種組織別栽培防除基準の設定
  • 栽培履歴の記帳
  • 分析室において残留農薬分析の実施
  • 生産履歴の公開(準備中)

実施方法

  • 各作物業種組織担当のJA職員が中心となり、静岡県の「農薬安全使用指針・農作物病害虫防除基準」を参考に「栽培暦」「施肥基準」「農薬防除基準」を策定します。これらの基準は農作物の安全を第一に考慮し、農薬の使用回数を減らして耕種的防除法を取り入れるなどの工夫をします。
  • 農作物生産者はJAで定めた栽培暦などに基づき栽培し、農作物の栽培履歴(肥料・農薬の名称・使用量や作業記録など)を記帳し、JAに提出します。JA担当者は適正に農薬が使用されているかチェックを行います。
  • 農作物の出荷時に出荷物より抜き打ち的にサンプルを回収し、分析室に持ち込みます。分析室ではイムノアッセイ法により業種組織で決定した農薬防除基準の中から代表的な農薬について残留農薬分析を行います。
  • 分析結果はこのホームページ上で公開し、消費者に情報提供を行います。

JA大井川 食の安心・安全方針システムに関する報告書(抜粋)

(栽培基準事項不履行の場合の取扱い)
生産者が生産・出荷販売を行う場合、JA大井川及び作物業種組織で定めた使用農薬・農薬使用時期・使用量の決定事項が履行できなかった場合は、JA大井川出荷物としての出荷・販売はできない。
(残留農薬の分析)
生産者が生産し出荷販売する販売品目については、イムノアッセイ法(免疫化学測定法)によって、JA大井川分析室において分析を実施する。
(残留農薬の目標値)
食品衛生法に定められている品目ごと、農薬の成分ごとの残留農薬基準値未満を目標とする。 分析を行った結果、基準値の十分の一を超えた場合は、再分析を行う。再分析の結果、食品衛生法を超える恐れのある場合は、公定法による残留農薬分析を実施する。
公定法での分析により、食品衛生法上の基準値を超過した農作物は出荷できない。
このように厳しい取り決めを生産者・JA間で結ぶ事によって、本当に安心して買っていただける農作物を出荷できると確信しています。

残留農薬分析結果の公開

●イムノアッセイって?
イムノアッセイとは抗原抗体反応を用いた分析法で、BSEやインフルエンザの検査の仕組みと同じです。 簡単に仕組みを説明すると…野菜から抽出した液と、特定の農薬(抗原)に反応する薬剤(抗体)とを混合し、反応した度合いによって残留値を計算するものです。 高価な設備や化学の専門知識を必要とせず、多くの検体を迅速に検査できるため、JAなど現場型の分析法です。 詳しくは全農HPをご覧下さい。
●検査基準値は?
基準値は食品衛生法によって定められた農薬成分の含有基準に従っています。

残留農薬分析結果の公開

●ご注意
この分析結果はJAの自主検査として簡易分析法(イムノアッセイ法)を用いて、数種類の農薬についてのみ分析を行った結果を公開しているもので、「検出せず」の場合でも全ての農薬が残留していないことを証明するものではありません。
また、分析方法が公定法ではないため、結果を保証するものでもありません。
一方で、法律に基づいて農薬が適正に使用されていることを生産者の記入した防除履歴によってJA担当職員が確認しています。
利用方法の如何に拘らずデータの転載を禁止します。
以上の点をご理解の上ご覧下さい。

※公開ファイルはMicrosoft Excel形式です。