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夏の風物詩「虫送り」行う

2015/08/22 更新

夏の風物詩「虫送り」行う

 藤枝市岡部町の殿地区で22日、松明をたいて火の中に飛び込む害虫を駆除し、虫の供養を行う夏の伝統行事「虫送り」が行われました。
 町内会や自治会の呼び掛けにより、近隣住民や子ども達など約200人が参加。カンカンカンと乾いた鐘の音色に合わせ、「何の虫送る、田の虫送れ、青田の虫送れ」と掛け声をかけながら、水田横に立てた竹や稲藁で作った大松明約100基に火を灯していきました。殿西河原から総善寺まで約1㌔の道のりを歩き、終点の総善寺に設けられた精霊棚を前に、住職が御経をささげ、虫の供養と豊作を祈りました。
 「虫送り」は、燃える松明に虫が飛び込む習性を利用した、農薬がない時代から続く昔ながらの害虫防除方法。同地区では、第2次世界大戦時の灯火管制や農薬の普及により一時中断していましたが、昭和50年代後半に元禄時代から「虫送り」に使われた鐘が見つかり、村おこしの一貫として再開し、今では県内で唯一の行事となりました。
 主催した殿町内会の山本正弘会長は「風情がある伝統行事を子どもたちに伝え、これからも残していきたい」と話しました。

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