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新たな耕作放棄地対策の導入

2017/01/24 更新

新たな耕作放棄地対策の導入

静岡県と焼津市、JA大井川が新たに耕作放棄地解消と農地集積事業の推進に向けてイ草の試験栽培を始めました。同市の海岸に近い地域では、大潮や台風などで、海水が川に逆流し、土壌の塩分濃度が上がり稲が枯れてしまい、耕作されない農地が増えてきました。水稲栽培ができない水田では借り手もないため、遊休化した農地を再生しようと水稲より塩害に強いと言われているイ草に注目しました。

同市では2014年の農地調査以降、耕作放棄地の解消、塩害防止、基盤整備等の対策を検討してきました。イ草の自社栽培に取り組んでいる畳メーカー㈱キツタカ(本社=東京)の協力を得て、イ草の導入を決定。地権者や地元住民への説明会を重ね、2017年から試験栽培を始めることになりました。

24日は、焼津市の同JA大富支店に、㈱キツタカの橘高勝人社長を中心に、行政やJA関係者8人が集まり、畑から掘り起こした苗を手植え用と機械植え枝用の苗に株分けをしました。橘高社長は「耕作放棄地を減らすことで、農地の再生と焼津市をイ草の産地として地域が活性化すれば」と意欲を見せています。今年度は同市の田尻、田尻北、惣右衛門地区で26.2㌃を栽培します。26日から植え付けを行い、7月末に収穫する予定です。

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