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耕作放棄地解消へイ草本格栽培

2018/01/11 更新

耕作放棄地解消へイ草本格栽培

静岡県と焼津市、JA大井川は11日、耕作放棄地の解消と農地集積事業推進に向けたイ草の本格的な栽培を始めました。昨年、塩害で耕作ができない沿岸地域の水田を中心に、試験栽培を行いました。生育も順調で栽培できることが確認でき、今年は1㌶を目標に植え付けを行う予定です。さらに、塩害被害に悩む地元住民を短期間雇用し、地域雇用の促進を図ります。

2014年の農地調査以降、3者で耕作放棄地の解消や塩害防止、基盤整備等の対策をしてきました。塩害に比較的強いイ草の導入を決定し、自社栽培に取り組んでいる畳メーカー(株)キツタカに栽培を依頼。2017年に約30㌃で試験栽培を始めました。塩害を受けたところが一部はあったが、概ね栽培は順調だったため、規模を拡大した栽培に踏み切りました。

初日は、同市内の倉庫に同社の橘髙勝人社長や行政関係者、JA役職員ら20人に加え、期間雇用された地域住民7人が集まりました。行政関係者をはじめ各組織代表者が情勢報告および組織間の連携強化を確認しました。その後、同社の社員が作業方法を説明。地域住民を中心に畑から掘り起こした苗の株分けを行いました。橘髙社長は「この地域の気候はイ草栽培に適している。順調にいけば焼津市をイ草の産地として確立できる」と期待を込めています。今後、株分けと並行して田植えを行い、5月上旬に先刈りし、7月中旬に収穫を迎える予定です。

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