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2人で作る「マスダの農園」

定年をきっかけに、JAの就農支援講習会「あぐりセミナー」を受けてから就農した父の忠志さんと、生涯働ける職業に就くために退職し、トマト農家で1年の研修を経て就農した息子の拓章さん。7年ほど前にそれぞれ違う環境で農業を学び、露地とビニールハウスで野菜30アール、水稲1ヘクタールを栽培しています。忠志さんがホウレンソウやツルムラサキなどの葉菜類、拓章さんはトマトや小ナスなどの果菜類を「マスダの農園」と言う名前で、「まんさいかん」に出荷しています。 小ナスの栽培は、忠志さんが旅先で味を気に入ったことから3年前に始めました。忠志さんが苗を作り、拓章さんが栽培管理をしています。初めは実のツヤが無く硬くなってしまうこともありましたが、本などで勉強しながら2人で相談し、肉質がきめ細かく歯ごたえのある実が収穫できるようになりました。水と肥料を絶やさずに与えてたくさんの実をつけた小ナスは、6~10月まで「まんさいかん」藤枝と焼津に並びます。 「まんさいかんに搬入してすぐに目の前で買ってくれるとうれしくなる」と拓章さん。珍しい小ナスを消費者に知ってもらおうと、目立つようにトレーで包装したり、忠志さんが店内広告を作っています。今後は、生でも食べられる水ナスの栽培にも挑戦した

藤枝市与左衛門 増田忠志さん/拓章さん 広報誌 2021.8月号 掲載