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大好きな土地で農業を楽しむ

6年前に妻の直子さんの実家に移住した佐野秀樹さん。4年前に勤めていた会社を辞め、岡部地域で栽培が盛んなシイタケの栽培を夫婦で始めました。先輩農家に教えてもらいながら多くの生産者とつながり、農業の楽しさを知りました。 「農作物の旬」を第一に考え、春にキクラゲ、夏のトウモロコシ、秋以降はシイタケを中心に、10種類以上を栽培しています。農作物に適した時期に栽培することで、ストレスを与えず元気に生育させ、品質の向上を図っています。 30年ほど前に「もろこし村」として地域おこしをしていたこの地域を再び活性化させようと、トウモロコシの栽培を始め、3年目を迎えます。「おいしいものには人が動く」と農業での観光拠点を目指して年々面積を増やし、今年は30アールで栽培しています。7 月上旬までは、弾けるような食感と甘さが特徴の「ドルチェドリーム」、8 月上中旬は、充分な甘さがあり真っ白で涼しげな「ピュアホワイトSP」が「まんさいかん焼津」に並びます。 佐野さんは、「季節を感じながら収穫ができることが楽しい」と毎日ワクワクしながら農作物を栽培しています。「困った時に助けてくれる人が多い岡部地域は新規就農者におすすめ。農業を盛り上げるために、先人の経験や知恵を次世代に伝えていきたい」と笑顔で話してくれました。

藤枝市岡部町子持坂 佐野秀樹さん/直子さん 広報誌 2021.7月号 掲載