8アールのビニールハウス3棟でスイスチャードやホワイトセロリ、クレソンなどを水耕栽培している鈴木隆さん。30歳で就農した時は、親の代から続く洋ランを栽培していましたが、40歳を迎える頃に今後の経営を見据え、資材をそのまま使えて安定した収入が見込める水耕栽培に切り替えました。現在は、年間を通じて「まんさいかん」藤枝と焼津、静浜に出荷しています。 「農産物は、一定量を安定して出荷できるように栽培計画を立てています」と話す鈴木さん。水耕栽培を始めた当時は20種類ほどの農作物を試験的に栽培していましたが、種をまいても発芽せず何度も失敗していました。水耕栽培の生産者に相談すると、水の量や温度、発なことなどを教えてもらい、栽培方法を確立させていきました。品目の選定には、飲食店を経営する知人に相談し、需要が高く年間を通じて収穫できる8 品種に厳選しました。 スイスチャードは、茎の色が様々ですが、鈴木さんは消費者の要望で赤色のみを栽培しています。300穴あるウレタンに2日に1回は種をまき、毎日600袋以上を「まんさいかん」に出荷します。「365日ほとんど休みが無く苦労することも多いが、名前を見て農産物を買ってくれるとうれしくなる」と笑顔で鮮やかな赤い茎を見せてくれました。芽までの日数管理の調整が
藤枝市大東町 鈴木隆さん 広報誌 2021.5月号 掲載
8アールのビニールハウス3棟でスイスチャードやホワイトセロリ、クレソンなどを水耕栽培している鈴木隆さん。30歳で就農した時は、親の代から続く洋ランを栽培していましたが、40歳を迎える頃に今後の経営を見据え、資材をそのまま使えて安定した収入が見込める水耕栽培に切り替えました。現在は、年間を通じて「まんさいかん」藤枝と焼津、静浜に出荷しています。 「農産物は、一定量を安定して出荷できるように栽培計画を立てています」と話す鈴木さん。水耕栽培を始めた当時は20種類ほどの農作物を試験的に栽培していましたが、種をまいても発芽せず何度も失敗していました。水耕栽培の生産者に相談すると、水の量や温度、発なことなどを教えてもらい、栽培方法を確立させていきました。品目の選定には、飲食店を経営する知人に相談し、需要が高く年間を通じて収穫できる8 品種に厳選しました。 スイスチャードは、茎の色が様々ですが、鈴木さんは消費者の要望で赤色のみを栽培しています。300穴あるウレタンに2日に1回は種をまき、毎日600袋以上を「まんさいかん」に出荷します。「365日ほとんど休みが無く苦労することも多いが、名前を見て農産物を買ってくれるとうれしくなる」と笑顔で鮮やかな赤い茎を見せてくれました。芽までの日数管理の調整が