緊急連絡

消費者への安心を追い求めて

自然豊かな藤枝市の瀬戸谷地域で約900羽のニワトリを育てている山﨑達也さん。5年前、体力的な理由から両親が養鶏の経営に悩んだ時、長年卵を買ってくれる多くのお客さんから「やめないで」という声を受け、40年以上続く「山﨑農園」を継ぎました。 山﨑さんは、「お客さんが安心して食べられるものを届けたい」と国産品で遺伝子組み換えや防腐剤の入っていない原料をできる限り探し、エサを自家配合しています。国産品を使うことは、消費者に安心を届けるだけでなく、日本の農家を応援することにもつながると、積極的に地元生産者の飼料用米を使っています。また、配合したエサを発酵させることで、ニワトリの腸内を整え、元気に過ごせるように工夫しています。 養鶏の仕事は、生き物が相手なので、給餌や採卵しながら常にニワトリの健康状態を見るのも欠かしません。雛を育てる時には、室内の温度管理や雛の様子を一日に何度も確認するなど、最低でも1か月ほどは目を離さず大切に育てています。 「SNSの普及もあり、消費者の声を直接聞く機会が増えてうれしいが、その分責任も強く感じる」と話す山﨑さん。こだわりのエサを食べて元気に育ったニワトリが産んだ卵は「まんさいかん藤枝」に出荷しています。

藤枝市瀬戸ノ谷 山﨑達也さん 広報誌 2021.4月号 掲載