大学で農学や食糧生産を学んだ後、コンサルティング会社に勤めていた青木淳一さん。食に関わる仕事をしたいと考えていた中、農業関係の市場調査をしていると農家の減少や耕作放棄地が増加している現状を知り、就農することを決意しました。 先進的な農家の元で生産技術や経営管理を1年間学んでから就農し、今年で5年目を迎えます。現在、苺部会に所属して23アールのビニールハウスで、静岡生まれのイチゴ「きらぴ香」を栽培しています。「イチゴは年に1度しか栽培できないので、人生をかけて技術を向上させていきたい」と話す青木さん。肥料や農薬の散布時間や量を少しずつ変えて、より良い栽培方法を研究しています。 青木さんは、新規就農者が増え、規模を拡大していけるよう、次世代の手本となる経営を目指しています。2年前には、出荷で一番時間のかかるパック詰めの作業を法人化しました。専門の従業員に任せることで、栽培管理に費やす時間を増やし、品質の向上と栽培面積の拡大につなげています。 青木さんの最大の目標は、静岡のイチゴと言えば「きらぴ香」となるよう、知名度を上げることです。地元にももっと出回るよう、地域全体の生産量を増やしていきたいと考えています。JAおおいがわを県内一の産地に、そして自分も品質・量ともに県内一の生産者になれるよう、これからも探求していきます。
焼津市駅北 青木淳一さん 広報誌 2021.1月号 掲載
大学で農学や食糧生産を学んだ後、コンサルティング会社に勤めていた青木淳一さん。食に関わる仕事をしたいと考えていた中、農業関係の市場調査をしていると農家の減少や耕作放棄地が増加している現状を知り、就農することを決意しました。 先進的な農家の元で生産技術や経営管理を1年間学んでから就農し、今年で5年目を迎えます。現在、苺部会に所属して23アールのビニールハウスで、静岡生まれのイチゴ「きらぴ香」を栽培しています。「イチゴは年に1度しか栽培できないので、人生をかけて技術を向上させていきたい」と話す青木さん。肥料や農薬の散布時間や量を少しずつ変えて、より良い栽培方法を研究しています。 青木さんは、新規就農者が増え、規模を拡大していけるよう、次世代の手本となる経営を目指しています。2年前には、出荷で一番時間のかかるパック詰めの作業を法人化しました。専門の従業員に任せることで、栽培管理に費やす時間を増やし、品質の向上と栽培面積の拡大につなげています。 青木さんの最大の目標は、静岡のイチゴと言えば「きらぴ香」となるよう、知名度を上げることです。地元にももっと出回るよう、地域全体の生産量を増やしていきたいと考えています。JAおおいがわを県内一の産地に、そして自分も品質・量ともに県内一の生産者になれるよう、これからも探求していきます。