緊急連絡

地元の味を届けたい

農家に生まれ、子供の頃から農業に携わってきた鈴木三千雄さんは、62才で会社を退職し、農業に専念しました。妻の久仁江さんと共に15アールの畑でかき菜や茎ブロッコリーなどの野菜類とミカンやキウイフルーツなどを栽培しています。 三千雄さんは、地元産のニンジンをたくさん食べてほしいと、生産者が少ないニンジンの栽培を6年前から本格的に始めました。長く出荷するために1回の栽培面積を0.5アールにして種をまく時期をずらしています。連作を避けるために栽培場所も変えながら、春作と秋作を合わせて半年近く収穫ができるように栽培しています。 「土の中の農作物は、収穫するまでできがわからないのでむずかしい」と話す三千雄さんは、ニンジンの品質向上のため、水の量や小まめな草取り、肥料のタイミングを変えたりと日々の管理を徹底しています。今年は、8月に雨が少なかったため、20日間1日も欠かさずにかん水を行いました。忙しい畑の管理ですが「楽しくやってるよ」と笑顔を見せてくれました。 三千雄さんのニンジンは消費者にも人気で、「甘くてニンジンらしい香りが感じられる」と好評です。 11月頃から「まんさいかん」藤枝と島田に並ぶのでぜひ味わってみてください。

島田市尾川 鈴木三千雄さん久仁江さん 広報誌 2020.11月号 掲載