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農業のプロとして畑に出る

藤枝市岡部町で農家に生まれ、学校卒業後に就農した前島鉄太郎さん。小さい頃から農業を手伝い、長年茶を自園自製してきましたが、5年前にやめ、茶の木を伐採して家の前に8アールの畑を作りました。 健康維持のために農作業を続けようと、軽作業で適度に身体を動かせる大豆やそばを作ってきました。中々思うように販売できず、昨年から落花生の栽培を始めました。順調に生育し、販売ができたので、今年は更に高品質なものを作りたいと昨年の作業記録を振り返りながら農作業をしています。 長年の経験から、作物が育つには葉の生育が重要だと実感していた前島さんは、「作るからには農業のプロとして、良いものを作りたい」と毎日畑に出て、落花生の生育を確認しています。病害虫の発生状況だけでなく、雑草にも細心の注意を払い、暑い中でも保冷剤を入れた手ぬぐいを頭にまき、手作業で草をとっています。 「定植後120日頃が、実がやわらかくておいしい」と話す前島さん。くわを使って落花生を掘り出すと、妻のみ江さんが一つひとつ丁寧に実を取り、夫婦二人三脚で収穫作業を進めていきます。前島さんの白くて大きな落花生は、10月中旬まで「まんさいかん藤枝」に並びます。

藤枝市岡部町 前島鉄太郎さん・み江さん 広報誌 2020.10月号 掲載