藤枝市瀬戸川に面した標高90メートルほどの山中で60年以上タケノコを掘り続ける山田さん。中学卒業と時を同じくして父親が他界したため、卒業と同時に就農しました。 山田さん曰く、「タケノコは『肥の子』。無農薬で栽培できるけど、肥料は欠かせない。肥料を与えれば与えるだけ柔らかく、うまみの詰まったものができる」とのこと。息子さんも手伝ってくれるようになってからは手分けして収穫し、ピーク時には1回の収穫で軽トラックが満杯になることもあるそうです。今年は、暖冬の影響で堀り初めが早く、2月の下旬から収穫が始まり、4月末まで収穫を見込んでいます。 生きているタケノコを相手にするので、朝採りにこだわります。日中は暖かくなり、タケノコが呼吸して水分が蒸発してしまうので、日の上らない早朝から掘ったみずみずしくて新鮮なものを「まんさいかん」に出荷しています。 山田さんのタケノコは柔らかいと周りからも評判で、午前中に完売してしまうこともあるそうです。皮が黄色っぽい方が新鮮で柔らかく、小さいものならアク抜きをしなくても小さく刻んで味噌汁やタケノコご飯としてそのまま食べられるそうです。「毎日がんばって掘っているので、気に入ったら買ってみてください」と控えめにはにかんだ笑顔を見せる山田さんです。
藤枝市寺島 山田實さん 広報誌 2020.4月号 掲載
藤枝市瀬戸川に面した標高90メートルほどの山中で60年以上タケノコを掘り続ける山田さん。中学卒業と時を同じくして父親が他界したため、卒業と同時に就農しました。 山田さん曰く、「タケノコは『肥の子』。無農薬で栽培できるけど、肥料は欠かせない。肥料を与えれば与えるだけ柔らかく、うまみの詰まったものができる」とのこと。息子さんも手伝ってくれるようになってからは手分けして収穫し、ピーク時には1回の収穫で軽トラックが満杯になることもあるそうです。今年は、暖冬の影響で堀り初めが早く、2月の下旬から収穫が始まり、4月末まで収穫を見込んでいます。 生きているタケノコを相手にするので、朝採りにこだわります。日中は暖かくなり、タケノコが呼吸して水分が蒸発してしまうので、日の上らない早朝から掘ったみずみずしくて新鮮なものを「まんさいかん」に出荷しています。 山田さんのタケノコは柔らかいと周りからも評判で、午前中に完売してしまうこともあるそうです。皮が黄色っぽい方が新鮮で柔らかく、小さいものならアク抜きをしなくても小さく刻んで味噌汁やタケノコご飯としてそのまま食べられるそうです。「毎日がんばって掘っているので、気に入ったら買ってみてください」と控えめにはにかんだ笑顔を見せる山田さんです。