JA大井川管内で新規酪農就農第一号として昨年2月に「福井牧場」を開業した福井さん。小さい頃から野菜と生き物が大好きで、農林大学校を卒業後は20歳から酪農家への就職や酪農ヘルパーとして40 件ほどの酪農家を経験してきました。酪農への新規就農は前例が無かったため、申請に時間がかかり、開業できたのは就農を決意してから2年半後のことでした。就農時は離農した酪農家から牛と建物を安く譲り受け、現在は、就農を後押ししてくれた両親やJA職員の協力を得ながら、ホルスタイン種とジャージー種を常時30頭ほど飼育しています。 「牛は人間と一緒」と話す福井さんは、おいしい牛乳を出荷するために、一頭一頭に名前を付けて体調を気遣いながら大切に育てています。最近のお気に入りの牛は、搾乳時に甘えてくるところがかわいい「アウディ」ちゃんです。エサにも気を配り、牛の健康を考えた2種類の牧草を配合飼料に入れ、牛乳を無理に出させるのではなく、一頭からおよそ 50ℓの自然な量が搾乳できるようにこだわっています。また、搾乳は4時と16時の1日2回と決め、牛にストレスを与えない環境づくりを徹底しています。 福井さんの牛舎は、牛が病気にならないよう常に清潔な寝床と自由に牛舎内を動き回れる飼い方で、牛がのびのびと過ごしています。時にはお産で仔牛を取り上げることもあるそうです。『人生一度きり』をモットーに開業から全力で取り組む福井さんは、「1年はあっという間でした。牛乳は生活や産業にもかかせないもの。たくさん飲んでほしいです!」と熱く語りました。
島田市大柳 福井敬悟さん 広報誌 2020.3月号 掲載
JA大井川管内で新規酪農就農第一号として昨年2月に「福井牧場」を開業した福井さん。小さい頃から野菜と生き物が大好きで、農林大学校を卒業後は20歳から酪農家への就職や酪農ヘルパーとして40 件ほどの酪農家を経験してきました。酪農への新規就農は前例が無かったため、申請に時間がかかり、開業できたのは就農を決意してから2年半後のことでした。就農時は離農した酪農家から牛と建物を安く譲り受け、現在は、就農を後押ししてくれた両親やJA職員の協力を得ながら、ホルスタイン種とジャージー種を常時30頭ほど飼育しています。 「牛は人間と一緒」と話す福井さんは、おいしい牛乳を出荷するために、一頭一頭に名前を付けて体調を気遣いながら大切に育てています。最近のお気に入りの牛は、搾乳時に甘えてくるところがかわいい「アウディ」ちゃんです。エサにも気を配り、牛の健康を考えた2種類の牧草を配合飼料に入れ、牛乳を無理に出させるのではなく、一頭からおよそ 50ℓの自然な量が搾乳できるようにこだわっています。また、搾乳は4時と16時の1日2回と決め、牛にストレスを与えない環境づくりを徹底しています。 福井さんの牛舎は、牛が病気にならないよう常に清潔な寝床と自由に牛舎内を動き回れる飼い方で、牛がのびのびと過ごしています。時にはお産で仔牛を取り上げることもあるそうです。『人生一度きり』をモットーに開業から全力で取り組む福井さんは、「1年はあっという間でした。牛乳は生活や産業にもかかせないもの。たくさん飲んでほしいです!」と熱く語りました。