幼いころから農作業が大好きで、祖父の畑の一部を借りて、季節ごとにいろいろな野菜を栽培してきた石田真也さん。大人になったら農業をやろうと漠然と描いていた夢をかなえるため、農学部のある大学に進学しました。現在は、静岡市内のトマト生産者のところで研修生として農業の基礎を学びながら、約3アールの畑でオクラを栽培しています。 オクラの栽培は、大学時代に研究していた天敵の発生調査用に作ったことがきっかけで始めました。「野菜は鮮度が命」と月曜日から土曜日の日中は研修先にいるため、収穫時期になると毎朝5時から収穫を始め、袋詰めをしてから、研修先に向かいます。そのため、出荷や日中の管理は、家族に協力してもらいながら行っています。 「栽培当初は、試行錯誤の連続だった」と話す石田さん。かん水チューブを使い、こまめにかん水できるようにしたり、肥料切れしないように液肥を使ったりと毎年いろいろなことに挑戦し、「今年は今までで1番良いものができた」と笑顔をみせてくれました。 石田さんのオクラは、10月ごろまで「まんさいかん藤枝と焼津」に並びます。最近は、水出し茶を作る時に、ヘタを取って半分に切った生のオクラを入れる「オクラ茶」に家族ではまっているそうです。7月で研修期間を一旦終える石田さん。「今後は、ビニールハウスでオクラやスナップエンドウを栽培したり、大学で学んだ天敵を使った減農薬栽培に挑戦していきたい」と目を輝かせながら、一人前の農家へ向けて一歩ずつ進んでいきます。
焼津市大住 石田真也さん 広報誌 2019.8月号 掲載
幼いころから農作業が大好きで、祖父の畑の一部を借りて、季節ごとにいろいろな野菜を栽培してきた石田真也さん。大人になったら農業をやろうと漠然と描いていた夢をかなえるため、農学部のある大学に進学しました。現在は、静岡市内のトマト生産者のところで研修生として農業の基礎を学びながら、約3アールの畑でオクラを栽培しています。 オクラの栽培は、大学時代に研究していた天敵の発生調査用に作ったことがきっかけで始めました。「野菜は鮮度が命」と月曜日から土曜日の日中は研修先にいるため、収穫時期になると毎朝5時から収穫を始め、袋詰めをしてから、研修先に向かいます。そのため、出荷や日中の管理は、家族に協力してもらいながら行っています。 「栽培当初は、試行錯誤の連続だった」と話す石田さん。かん水チューブを使い、こまめにかん水できるようにしたり、肥料切れしないように液肥を使ったりと毎年いろいろなことに挑戦し、「今年は今までで1番良いものができた」と笑顔をみせてくれました。 石田さんのオクラは、10月ごろまで「まんさいかん藤枝と焼津」に並びます。最近は、水出し茶を作る時に、ヘタを取って半分に切った生のオクラを入れる「オクラ茶」に家族ではまっているそうです。7月で研修期間を一旦終える石田さん。「今後は、ビニールハウスでオクラやスナップエンドウを栽培したり、大学で学んだ天敵を使った減農薬栽培に挑戦していきたい」と目を輝かせながら、一人前の農家へ向けて一歩ずつ進んでいきます。