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ベストコンディションで消費者へ

大好きなエダマメを焼津市や藤枝市の5か所のほ場約1 haで栽培する遠藤博章さん。レタスの後作として、10 年ほど前からエダマメの栽培を始めました。「茶豆風味」と呼ばれる独特の風味と甘みが特徴のエダマメ5品種を時期をずらして種をまき、5月の中旬から9月まで長期間にわたって出荷しています。 エダマメは鮮度が命。遠藤さんは日が昇らないうちからヘッドライトの明かりを頼りに究極の朝採りにこだわって収穫しています。収穫したものはすぐにサヤを外し、次の日の出荷に備えて冷蔵庫で寝かせます。こうすることで、収穫してから出荷までなるべく日に当てず、エダマメをベストコンディションで出荷しています。また、お茶時期はお茶とエダマメの収穫が重なることもあり、朝の2時まで工場でお茶を揉み、その足でエダマメの収穫に向かうこともあるそうです。 農業人口が減少するなか、出荷量を維持するためには面積拡大が必要と話す遠藤さん。2年前にJAおおいがわのエダマメ研究会の会長を務めていた時、自ら率先して脱莢機を購入しました。機械を導入することで作業時間が短縮され、空いた時間にほかの作業ができるので、品質の向上にもつながると話します。 エダマメの栽培は手間はかかりますが、手間暇かけて育てたものは香りが違うそうで、食べたときに香りと甘みが口の中いっぱいに広がります。今年の夏は、ビール片手に遠藤さんのエダマメと一緒に乗り越えませんか。

藤枝市瀬戸ノ谷 遠藤博章さん 広報誌 2019.7月号 掲載