高校卒業と同時に就農し、デンドロビウム(洋ラン)を栽培していた白石雅行さん。順調だった経営もバブルが終わり、リーマンショックや東日本大震災等の影響で贈答需要が一気に減り、悪化していきました。このままではと5年前に一大決心し、45年続けてきたハウスでのデンドロビウム栽培をやめ、ズッキーニやラディッシュ、スプレー菊など「まんさいかん」主体の販売に変えました。 安定した販売を目指そうと、「まんさいかん」での売れ筋を確認。消費者ニーズを探り、露地栽培より早く出荷できる利点をいかす作物を選んできました。その中で、人気を集めているズッキーニに目をつけ、栽培を開始。花が咲き始めると毎朝手作業で受粉させ、太くて形の良いズッキーニを出荷しています。 「自分が好きで、食べておいしい、育てて楽しい農作物。いろいろ作れるのがおもしろい」と笑顔で話す白石さん。畑では、奥さんと娘さん達、そしてお孫さんの3世代で楽しそうに働いています。力仕事は白石さん、収穫や袋詰めなどは消費者目線の奥さんや娘さん達に任せています。 白石さんのズッキーニは「まんさいかん」4店舗に、6月下旬ごろまで並びます。必ず自分でも味を確かめ、自信を持ったものだけを出荷しています。輪切りにしてチーズを乗せて焼いたり、カレーに入れるのがおいしいと教えてくれました。週末には、保育士の四女が孫の面倒を見てくれて、家族全員で農業を楽しんでいます。
島田市井口 白石雅行さん 広報誌 2019.5月号 掲載
高校卒業と同時に就農し、デンドロビウム(洋ラン)を栽培していた白石雅行さん。順調だった経営もバブルが終わり、リーマンショックや東日本大震災等の影響で贈答需要が一気に減り、悪化していきました。このままではと5年前に一大決心し、45年続けてきたハウスでのデンドロビウム栽培をやめ、ズッキーニやラディッシュ、スプレー菊など「まんさいかん」主体の販売に変えました。 安定した販売を目指そうと、「まんさいかん」での売れ筋を確認。消費者ニーズを探り、露地栽培より早く出荷できる利点をいかす作物を選んできました。その中で、人気を集めているズッキーニに目をつけ、栽培を開始。花が咲き始めると毎朝手作業で受粉させ、太くて形の良いズッキーニを出荷しています。 「自分が好きで、食べておいしい、育てて楽しい農作物。いろいろ作れるのがおもしろい」と笑顔で話す白石さん。畑では、奥さんと娘さん達、そしてお孫さんの3世代で楽しそうに働いています。力仕事は白石さん、収穫や袋詰めなどは消費者目線の奥さんや娘さん達に任せています。 白石さんのズッキーニは「まんさいかん」4店舗に、6月下旬ごろまで並びます。必ず自分でも味を確かめ、自信を持ったものだけを出荷しています。輪切りにしてチーズを乗せて焼いたり、カレーに入れるのがおいしいと教えてくれました。週末には、保育士の四女が孫の面倒を見てくれて、家族全員で農業を楽しんでいます。