焼津市上泉で米と梨を育てる大畑守さんは、今年の3月まで兼業農家として農業に携わってきました。農業関係の事務所に勤め、水稲の作付け面積や収量などを調査していましたが、父親が高齢になったことから農業に専念するようになりました。 大畑さんが27歳の時、仕事で袋井市の稲作農家を訪れました。その時見た大規模な調整施設や整備された水田に興味を惹かれ、自分でもできるのではないかと思い、実家の農業を手伝うようになりました。大畑さんは「水田が減っていくのを目の当たりにすると自分がなんとかしなきゃいけないと感じる」と、農家に生まれた責任を話します。 大畑さんは、稲の生育を良くするために疎植栽培に取り組んでいます。1坪あたり 60~70株の苗を植えることが基本とされる中、大畑さんは42株と決めて株間をできるだけ取るようにしています。こうすることで、稲に日光が良くあたって風通しも良くなるため病気になりにくく、コスト削減できる一方で収量も変わらず収穫できるそうです。 「専業農家になってからは、思うように仕事が進まないこともある」と話す大畑さん。マラソンのように長期的な計画で農業を行うことが大事だそうです。また、今年から息子が農業を学びたいと農林大学校へ進学しました。いつか親子3世代で農業ができるよう「70歳まで現役農家!」を目標に今日も田んぼで頑張ります。
焼津市上泉 大畑守さん 広報誌 2018.11月号 掲載
焼津市上泉で米と梨を育てる大畑守さんは、今年の3月まで兼業農家として農業に携わってきました。農業関係の事務所に勤め、水稲の作付け面積や収量などを調査していましたが、父親が高齢になったことから農業に専念するようになりました。 大畑さんが27歳の時、仕事で袋井市の稲作農家を訪れました。その時見た大規模な調整施設や整備された水田に興味を惹かれ、自分でもできるのではないかと思い、実家の農業を手伝うようになりました。大畑さんは「水田が減っていくのを目の当たりにすると自分がなんとかしなきゃいけないと感じる」と、農家に生まれた責任を話します。 大畑さんは、稲の生育を良くするために疎植栽培に取り組んでいます。1坪あたり 60~70株の苗を植えることが基本とされる中、大畑さんは42株と決めて株間をできるだけ取るようにしています。こうすることで、稲に日光が良くあたって風通しも良くなるため病気になりにくく、コスト削減できる一方で収量も変わらず収穫できるそうです。 「専業農家になってからは、思うように仕事が進まないこともある」と話す大畑さん。マラソンのように長期的な計画で農業を行うことが大事だそうです。また、今年から息子が農業を学びたいと農林大学校へ進学しました。いつか親子3世代で農業ができるよう「70歳まで現役農家!」を目標に今日も田んぼで頑張ります。