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学びをいかした苗づくり

中学の恩師のすすめで、藤枝北高校の園芸科に入学し、花づくりの面白さにはまったという横山文哉さん。その後、県立農林短期大学校の技術者養成学科へ進学して花を専攻し、卒業後はアメリカのカリフォルニア州へ2年間留学をして、バラ栽培を勉強しました。帰国後10年間は、藤枝市仮宿の静岡大学附属農場で働き、その後、JICA(ジャイカ・国際協力機構)の短期専門家としてトルコで1年間切り花の栽培指導を行い、帰国して「横山花園」という鉢花の直売店を始めて27年経ちました。

 開店当初は、「まんさいかん」の前身であるJAグリーンに花苗を出荷していました。売り場を観察していると野菜苗が売れていることに気付き、「まんさいかん静浜」ができた時に野菜苗の販売も始めたそうです。

 横山さんは、ナスやトマト、キュウリなどの野菜苗60種類以上と多年草の花苗300種類以上を作っています。土には一番こだわりを持っていて、「苗は土を売っているのと同じ」と話す横山さん。土がよくないと高品質な苗はできないので品種や季節に合わせて土をブレンドしています。また、接ぎ木苗は、国内産の一番いい台木を使い、1万2千本の接ぎ木作業を一人で行っています。最近は、接ぎ木苗が病気に強いことが知られてきて、価格が高くても、売れるようになってきたといいます。

 「私は苗屋に徹して、これからもいい苗、高品質な苗を販売していきたい」と意気込みます。横山さんの野菜苗は、年間20万ポット近くを「まんさいかん」静浜、藤枝、島田の3店舗で販売しています。

焼津市宗高 横山文哉さん 広報誌2022.6月号 掲載