子供の頃から慣れ親しんだ実家の農業を手伝うため、28歳の時に会社員から就農した佐藤潤一さん。年間を通じて茶栽培に力を入れるかたわら、キャベツやサツマイモ、トウモロコシなどの複合栽培と自家消費用の野菜を管理しています。10年ほど前に、キャベツを地域の特産にしようとするJAから声を掛けられたことがきっかけで、キャベツ栽培を始めた佐藤さん。当初は、病気の発生に悩まされましたが、病気や暑さに強い品種に変更するなど検討を重ね、栽培体系を確立させていきました。3年前からは、購入した苗からではなく、自分で種をまいて育苗をする方法に切り替えました。育苗期間の水管理は難しいですが、忙しい茶栽培の中でも畑の作業時間を確保できるようになり、定植後の草取りや防除など、細かい管理に手が回るようになりました。より良いものを栽培するために、日々JAとの話し合いも続けています。「一生懸命やれば良いものができる。おいしいと言ってくれる人のためにも、いい加減なものは出せない」と話す佐藤さん。消費者のニーズに沿ったキャベツ作りをしようと、定植時期をずらして3品種をそれぞれの畑で栽培しています。そうすることで、病気が発生するリスクの分散や出荷が途切れない工夫をしています。今年も、肥料や水管理がうまくでき、ずっしりと中身が詰まった密度の高いキャベツが育ちました。生食としてもおいしいですが、炒め物やみそ汁に入れるのもおすすめです。
島田市川根町家山 佐藤潤一さん 広報誌2022.11月号掲載
子供の頃から慣れ親しんだ実家の農業を手伝うため、28歳の時に会社員から就農した佐藤潤一さん。年間を通じて茶栽培に力を入れるかたわら、キャベツやサツマイモ、トウモロコシなどの複合栽培と自家消費用の野菜を管理しています。10年ほど前に、キャベツを地域の特産にしようとするJAから声を掛けられたことがきっかけで、キャベツ栽培を始めた佐藤さん。当初は、病気の発生に悩まされましたが、病気や暑さに強い品種に変更するなど検討を重ね、栽培体系を確立させていきました。
3年前からは、購入した苗からではなく、自分で種をまいて育苗をする方法に切り替えました。育苗期間の水管理は難しいですが、忙しい茶栽培の中でも畑の作業時間を確保できるようになり、定植後の草取りや防除など、細かい管理に手が回るようになりました。より良いものを栽培するために、日々JAとの話し合いも続けています。
「一生懸命やれば良いものができる。おいしいと言ってくれる人のためにも、いい加減なものは出せない」と話す佐藤さん。消費者のニーズに沿ったキャベツ作
りをしようと、定植時期をずらして3品種をそれぞれの畑で栽培しています。そうすることで、病気が発生するリスクの分散や出荷が途切れない工夫をしています。
今年も、肥料や水管理がうまくでき、ずっしりと中身が詰まった密度の高いキャベツが育ちました。生食としてもおいしいですが、炒め物やみそ汁に入れるのもおすすめです。