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部員同士のつながりを作る

 焼津市でトマトを栽培する飯田英隆さんは、38歳の時に前職を辞めて、就農しました。実家は、専業農家であったものの、農業については何もわからず、両親に教わりながらゼロからのスタートでした。今は、5棟のビニールハウスをローテーションしながら、年間を通してトマトを中心にセルリーやメロン、キュウリを栽培しています。

 飯田さんは、JA大井川トマト部会に所属し、季節で変わる色づきや生育スピードを確認しながら水分の調節や葉かき作業など、部会の基準に沿った栽培管理をしています。「15年作り続けていてもまだまだ試行錯誤することばかり。他の部会員の栽培方法を見て、自分の栽培との比較や新たな方法を知るなど学びが多い」と話します。

 部会では、冬、春、初夏の3作を栽培し、作ごとの目揃え会や栽培講習会、園地巡回で品質を統一して出荷しています。部会長である今年は特に、新規や経験の浅い部会員が情報共有や悩みなどを相談しやすい環境づくりに力を入れています。「講習会や巡回の場を、学びだけでなく、部員同士のつながりを作るきっかけにしたい」と熱心に取り組みます。

 これからも部会として出荷量を増やすことを目標に、トマト栽培に励んでいます。「JA大井川のトマトに興味のある方は、トマト部会で一緒に作ってほしい」と意欲的です。

焼津市宗高 飯田 英隆さん 広報誌2023.2月号掲載