焼津市でセルリーやメロン、トマトなどを栽培する萩原啓介さん。会社員として働いていた頃、出張先で農作業にいそしむ人の姿に触れ、農業での生き方に憧れを抱くようになり、5年前に就農を決めました。
1年間は、父の手伝いをしていましたが、2年目からは、父の後を継ぐ形でセルリー部会とメロン研究会に加入し、父や部会員の指導を受けながら栽培管理に奮闘しています。
セルリー栽培では、SDGsも意識しています。父の代から続けている土作りにこだわっていて、稲わらやもみ殻、米ぬか、菌体、食物残さなど、有機質の材料を混ぜた自家製の堆肥を使います。
JA大井川のセルリーは、肉厚で食味が良いのが特徴です。茎の太いシャキシャキしたセルリーを作るために、11月の定植後からビニールハウス内の温度や水の量を調節し、ようやく2月に収穫を迎えます。
セルリーは、1株が2キロにもなるので、収穫作業は重労働です。しかし、萩原さんは「JA大井川のブランドに傷をつけないよう、箱詰めは一番神経を使って作業している」と話し、収穫から出荷の箱詰めまで葉先や茎が折れないように1つずつ丁寧に収穫していきます。
肥沃(ひよく)な土でつくる萩原さんのセルリーは、みずみずしく、甘さと特有の苦みがほんのりあります。「セルリーを食べられるようになった」との声を聞くこともあり、「手を掛けた分だけ良いものができ、成果が見えるのがうれしい」と喜びます。自身の思い描いていた農業での生き方を目標に、これからも奮闘は続きます。
焼津市中島 萩原 啓介さん 広報誌2024.3月号掲載
焼津市でセルリーやメロン、トマトなどを栽培する萩原啓介さん。会社員として働いていた頃、出張先で農作業にいそしむ人の姿に触れ、農業での生き方に憧れを抱くようになり、5年前に就農を決めました。
1年間は、父の手伝いをしていましたが、2年目からは、父の後を継ぐ形でセルリー部会とメロン研究会に加入し、父や部会員の指導を受けながら栽培管理に奮闘しています。
セルリー栽培では、SDGsも意識しています。父の代から続けている土作りにこだわっていて、稲わらやもみ殻、米ぬか、菌体、食物残さなど、有機質の材料を混ぜた自家製の堆肥を使います。
JA大井川のセルリーは、肉厚で食味が良いのが特徴です。茎の太いシャキシャキしたセルリーを作るために、11月の定植後からビニールハウス内の温度や水の量を調節し、ようやく2月に収穫を迎えます。
セルリーは、1株が2キロにもなるので、収穫作業は重労働です。しかし、萩原さんは「JA大井川のブランドに傷をつけないよう、箱詰めは一番神経を使って作業している」と話し、収穫から出荷の箱詰めまで葉先や茎が折れないように1つずつ丁寧に収穫していきます。
肥沃(ひよく)な土でつくる萩原さんのセルリーは、みずみずしく、甘さと特有の苦みがほんのりあります。「セルリーを食べられるようになった」との声を聞くこともあり、「手を掛けた分だけ良いものができ、成果が見えるのがうれしい」と喜びます。自身の思い描いていた農業での生き方を目標に、これからも奮闘は続きます。