島田市湯日の山間でキウイフルーツを栽培している山村初夫さんはこの道45年。茶の補完作物として栽培を始め、「ヘイワード」という緑色のキウイフルーツのほか、芯の周りが赤い「レインボーレッド」を出荷しています。
栽培を初めた当時、ブドウ棚の資材を利用してキウイフルーツを栽培しようとブドウ栽培が盛んな山梨まで支柱を買いに行き、自らの手でキウイ棚を一から作り上げました。キウイフルーツは比較的栽培に手がかからず、肥料や農薬を使用しなくても育つそうです。しかし、味にこだわる山村さんは、3月と7月に肥料を必ず施しています。収穫の際は、ハサミを使わずに手でもぎ取ることができるため、機械も不要で燃料代もかからず経費が抑えられます。獣害に関しては、キウイフルーツは2m程の高さに実がなっているので、イノシシやカモシカが届かず、ほとんど被害がないそうです。
収穫は奥さんと協力して行い、収穫したキウイフルーツは冷蔵庫に入れて出荷を待ちます。昔は収穫後に追熟してから出荷していましたが、傷みなどを防ぐため今は実が少し硬い状態で出荷するようになったそうです。
キウイフルーツの樹の老木化か、気候の影響か、近年は昔に比べて収穫量が減ってしまったことが悩みだそうです。しかし、今年の春は新しくキウイフルーツの苗を10アール植え、3年後の収穫を楽しみにしています。また、中が黄色い「東京ゴールド」という品種にも挑戦中です。「湯日でのんびりキウイを育てています。もしよかったら買ってみてください」と控えめに、はにかんだ笑顔で話す山村さんでした。
島田市湯日 山村 初夫さん 広報誌2024.10月号掲載
島田市湯日の山間でキウイフルーツを栽培している山村初夫さんはこの道45年。茶の補完作物として栽培を始め、「ヘイワード」という緑色のキウイフルーツのほか、芯の周りが赤い「レインボーレッド」を出荷しています。
栽培を初めた当時、ブドウ棚の資材を利用してキウイフルーツを栽培しようとブドウ栽培が盛んな山梨まで支柱を買いに行き、自らの手でキウイ棚を一から作り上げました。キウイフルーツは比較的栽培に手がかからず、肥料や農薬を使用しなくても育つそうです。しかし、味にこだわる山村さんは、3月と7月に肥料を必ず施しています。収穫の際は、ハサミを使わずに手でもぎ取ることができるため、機械も不要で燃料代もかからず経費が抑えられます。獣害に関しては、キウイフルーツは2m程の高さに実がなっているので、イノシシやカモシカが届かず、ほとんど被害がないそうです。
収穫は奥さんと協力して行い、収穫したキウイフルーツは冷蔵庫に入れて出荷を待ちます。昔は収穫後に追熟してから出荷していましたが、傷みなどを防ぐため今は実が少し硬い状態で出荷するようになったそうです。
キウイフルーツの樹の老木化か、気候の影響か、近年は昔に比べて収穫量が減ってしまったことが悩みだそうです。しかし、今年の春は新しくキウイフルーツの苗を10アール植え、3年後の収穫を楽しみにしています。また、中が黄色い「東京ゴールド」という品種にも挑戦中です。「湯日でのんびりキウイを育てています。もしよかったら買ってみてください」と控えめに、はにかんだ笑顔で話す山村さんでした。