奥山のきれいな空気と水でユズの栽培をしている髙畑裕さん。ふじのくに川根本町ゆず協同組合の組合長を務めながら、「川根本町ゆず」を多くの人に知ってもらうために奮闘しています。
「川根本町ゆず」は1981年から茶の閑散期に補完作物として栽培が始まりました。現在は7人の組合員が290アールの園地で生産しています。大井川の川霧や南アルプスから吹く風、寒暖差の激しさが高品質なユズ作りに適しており、皮が厚くて香りの濃さが特長のユズができます。
今年、髙畑さんは有機JASの取得に向けた取り組みを始めました。きっかけは消費者や小売業者の声からでした。
ユズをはじめとする多年生作物で有機JASを取得するには3年以上化学合成肥料や化学合成農薬を使用しないことが条件であり、その後栽培された農作物がJAS有機農産物となります。しかし、夏季に病害虫の発生で収量が激減するなど、初年度から取得の難しさを経験しました。
「今はつらい時だが、『安全・安心』の証がこれからの販売の力になる」と確信し、日々試行錯誤しています。
また、茶業では茶の販売を増やす戦略として、ユズとお茶のコラボ商品「ゆずTea」を生み出しました。ユズとお茶のそれぞれの良さを引き立たせる組み合わせを求め、何度も試作を重ねました。2023年から販売を開始し、さわやかなユズの香りと川根茶のうまみのバランスが良いと、大変好評です。
「未知の世界に踏み込もうとするとワクワクする」好奇心旺盛な髙畑さんはアンテナを高く張って、これからも全力で新しいことに挑戦していきます。
川根本町上長尾 髙畑 裕さん 広報誌2025.1月号掲載
奥山のきれいな空気と水でユズの栽培をしている髙畑裕さん。ふじのくに川根本町ゆず協同組合の組合長を務めながら、「川根本町ゆず」を多くの人に知ってもらうために奮闘しています。
「川根本町ゆず」は1981年から茶の閑散期に補完作物として栽培が始まりました。現在は7人の組合員が290アールの園地で生産しています。大井川の川霧や南アルプスから吹く風、寒暖差の激しさが高品質なユズ作りに適しており、皮が厚くて香りの濃さが特長のユズができます。
今年、髙畑さんは有機JASの取得に向けた取り組みを始めました。きっかけは消費者や小売業者の声からでした。
ユズをはじめとする多年生作物で有機JASを取得するには3年以上化学合成肥料や化学合成農薬を使用しないことが条件であり、その後栽培された農作物がJAS有機農産物となります。しかし、夏季に病害虫の発生で収量が激減するなど、初年度から取得の難しさを経験しました。
「今はつらい時だが、『安全・安心』の証がこれからの販売の力になる」と確信し、日々試行錯誤しています。
また、茶業では茶の販売を増やす戦略として、ユズとお茶のコラボ商品「ゆずTea」を生み出しました。ユズとお茶のそれぞれの良さを引き立たせる組み合わせを求め、何度も試作を重ねました。2023年から販売を開始し、さわやかなユズの香りと川根茶のうまみのバランスが良いと、大変好評です。
「未知の世界に踏み込もうとするとワクワクする」好奇心旺盛な髙畑さんはアンテナを高く張って、これからも全力で新しいことに挑戦していきます。