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夏を味方に 露地でオクラ栽培

 露地栽培での農業に憧れ、5年前に不動産関係の仕事から就農した榛葉未来さん。現在90アールの畑で春から夏はズッキーニとトウモロコシ、オクラ、冬はレタスを生産しています。

 就農時はハウス栽培も勧められましたが、せっかく農業をやるなら外での作業をやりたいと露地栽培を選びました。良くも悪くも毎年同じ様にはいかないそうで、失敗することもありますがその分、次はこうしてみよう、と改善し、毎年良くなっていると話します。

 健康志向の高まりと地元産オクラの需要を受け、榛葉さんをはじめ藤枝地域の生産者4人で昨年「オクラプロジェクト」が発足しました。今年は20人ほどに増え、県経済連とJA大井川の職員、生産者が協力して圃場巡回や勉強会などで情報共有を進め、品質向上に努めています。

 オクラは暑さに強く、30度を超える日でも元気に育つため、農作業が少なくなりがちな夏時期の貴重な収入源にもなるそうです。9月頃になるとオクラの株が榛葉さんの身長を超えるほどに成長するため、8月に一度切り戻し、10月末まで収穫が続きます。品種は一般的な角オクラのほかに角が丸くて柔らかい丸オクラなど7種類に加え、花の部分を食べる花オクラを栽培し、品種の特徴をいかして作り分けています。

 榛葉さんは、「集中豪雨や病害虫など露地ならではの難しさもありますが、試行錯誤しながら毎年改善できる点が楽しい」と農業の魅力を話しました。「今後は、経験をいかして効率的に品質の高いものを作り、余力が生まれたらジャガイモなどにも挑戦して経営を安定させたい」と抱負を語りました。

藤枝市大洲 榛葉 未来さん 広報誌2026.7月号掲載