あけましておめでとうございます。
組合員及び地域の皆さまが良き年を迎えられましたこと、心よりお祝い申し上げます。併せまして、旧年中は、JA大井川の事業と活動に皆さまの積極的なご協力を賜りましたことを、役職員を代表しましてお礼申し上げます。
令和5年を振り返りますと、長引く世界経済の混乱から、日本では、輸入に依存した食料と生産資材が高騰したことによる食料自給率などが問題となりました。食と農にかかわるJAとして見過ごすことはできない大きな課題であり、協同組合として、持続可能な農業の発展に向けた組合員の活動をしっかりと支援する必要があると考えています。
さて、令和5年秋に当JAで開催した農協祭等は、人の動きが活発になったことで大きな賑わいを見せ、今後の経済の活性化に期待を持たせてくれました。
今後の羅針盤となる「10年後の現実像」では、重点テーマとしている「農業の飛躍的な生産拡大」、「経営環境に対応した事業・経営の転換」を目指した2か年計画を展開し2ています。農業生産の拡大に向けては、茶業協議会や園芸協議会、花卉協議会、果樹林産協議会、まんさいかん出荷者協議会等の組織活動を推進しています。本年も、より大きな成果を求め、これまで以上に組合員の皆さまとの対話を重視して、農業振興に取り組んでいきます。
時代の変化に伴い、各地域の協同組合活動の姿が変わってきました。活動の在り方を模索し、提案することが求められています。当JAでは、安全・安心・おいしい農産物の消費や生産・流通を促進し、農業の振興を図るとともに、地域の皆さまの健康増進に向けた努力をしています。総合事業を行うJAとして、営農経済・茶事業を中心に信用・共済事業で、安全・安心して暮らせる社会への貢献を目指します。地域の皆さまには「農業振興の応援団」として、「食」「農」「JA」への共感を高め、ご理解をいただけるような事業を展開していく所存です。
今後も、組合員とJA職員が共に幸せを感じることができ、その幸せを地域の皆さまと分かち合う「助けあい組織」として、ご協力のもとに運営していきます。
結びに、本年が皆さまにとって素晴らしい年となりますことを心からご祈念申し上げ、新年のごあいさつといたします。
令和6年元旦
大井川農業協同組合
代表理事組合長 杉山 芳浩