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茶業関係者・消費者の両方の目線で茶を評価

 島田営農経済センターと初倉営農経済センターは9月26日、特色ある茶産地にしようと、島田支店で「令和5年度島田地域一番茶互評会」を開きました。JA静岡経済連やJA職員など16人が参加し、旧島田市管内の工場と生産者の茶を3部門で評価しました。製造技術が高い茶師として、下湯日茶農業協同組合の木下裕己さんと神鵜茶農業協同組合の松浦恵樹さんが最優秀茶師賞を受賞しました。

 「普通煎茶部門」と「深蒸し煎茶部門」では、一番茶の「やぶきた」の普通煎茶7点と深蒸し茶7点が出品され、JA静岡経済連の担当者などが通常の品評会に則って茶葉の外観や水色、滋味などを審査して賞を決めました。「こだわり茶部門」では、同JAの女性職員らが茶葉や製造方法などにこだわった茶10点を飲み比べ、好みの味や水色などで評価する官能審査法を採用した消費者目線で評価しました。各部門の審査や評価の結果は、出品者へフィードバックし、製造上の改善点を確認したうえで今後の製造に生かします。

 天野紀之島田営農経済センター長は「各工場の製造技術を高めることで、島田市管内をはじめとするJA大井川のお茶のおいしさをPRしていきたい」と話しました。

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