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湯日地区の自然薯出荷始まる

JA大井川自然薯(じねんじょ)研究会は10月27日、本年度産の自然薯の出荷を始めました。同JAファーマーズマーケット「まんさいかん」や「KADODE OOIGAWA」(カドデ・オオイガワ)で1月頃まで販売を予定し、年内は市内の農業祭などイベントでも販売します。

19日には、出荷を前に規格や品質を統一するため、島田市の同JA西部農機センターで試し掘りと目ぞろえ会を開きました。会員8人とJA職員がほ場を回り、管理や生育状況を確認したあと、収穫した自然薯の大きさや形、重さなどを確認しました。夏の降雨が少なく高温が続いたため生育状況が心配されましたが、かん水作業で例年通りの出来となりました。

 同研究会の西澤博之会長は「消費者が使いやすい規格が収穫でき、試し掘りとしては、良い結果。旬の農産物として多くの方に楽しんでもらえるよう販売していきたい」と話しました。

 同研究会は、島田市湯日地区の生産者が35年以上前から自然薯を栽培しています。土や配合肥料にこだわり、粘りの強さと香りの良さが消費者から好評です。近年の気象に対応できるよう、栽培管理が求められ、試し掘りの結果や会員同士の情報交換で高品質な自然薯の出荷に向けて研究していきます。

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