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台湾にイチゴを輸出

 苺部会は2月6日、県内で初めて台湾にイチゴの輸出を始めました。輸出するイチゴは「紅ほっぺ」と「きらぴ香」あわせて320パック。台湾の消費者が手に取りやすい入り少量パックに調整しました。JA職員が形状や色などを検品したあと空輸され、現地での検品と輸送を経て約1週間で店頭に並びました。3月末までに藤枝市の同JA農産物集出荷場で8回の集荷を計画し、JA静岡経済連を通じて約800㌔を輸出する予定です。

 同経済連では、イチゴをこれまでに香港やシンガポール、アメリカ、マレーシア、タイ等にイチゴを輸出していて、輸出額は年々増加しています。台湾への取り組みは3年前から始まり、同JAや生産者の協力のもと、国・県などの関係機関や全農インターナショナルと連携、天敵(生物農薬)を利用してダニの発生を抑えるなどIPMを行い、台湾の基準に即した産地づくりを進めてきました。同経済連営業部の鈴木久義部長は「輸出を始められたのは生産者の努力のおかげ。今後もさまざまな農産物を輸出し、生産者の所得向上につなげたい」と話しました。

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