JA大井川園芸協議会苺部会は6日、藤枝市の同JA農産物集出荷場で「令和5年度第31回JA大井川苺部会果実査定会」を開きました。審査の結果、「紅ほっぺの部」では江口竜彦さん、「きらぴ香の部」では杉村まさ代さんが最優秀賞に輝きました。
査定会では、出荷基準に沿った規格や品質で出荷していることを確認するため、生産者ごと1品種につき1点(平パック280㌘入2パック)を出荷物の中から無作為に選び、「紅ほっぺ」22点と「きらぴ香」21点を査定対象としました。JA静岡経済連や市場の担当者ら6人の査定員が、重量と玉数の測定と、形状や着色、食味などの5項目で評価しました。今年は、野菜ソムリエの遠山由美氏を査定員に招き、販売や市場の担当者だけでなく、消費者目線の評価や意見を聞きました。遠山氏は「イタミの少なさなど見た目は、消費者がイチゴを選ぶ判断基準になるため重要になる。調整作業を行う生産者の苦労などがわかった」と話しました。
経済連みかん園芸部野菜花卉課の渥美忠行コンサルタントは「形状や詰めなど揃っていた。暖候期の出荷基準を守って品質第一で出荷をしていってほしい」と呼び掛けました。