JA大井川は8月16日、2024年産の米の初集荷と農産物検査を農産物集出荷場で行いました。
初日には、藤枝市と島田市の米生産者4人が早期コシヒカリを9.5㌧持ち込みました。
今年は、7月の猛暑により稲の生育スピードが早まり、昨年と比べても5日から7日ほど早い収穫となりました。また、小売店からの品薄による要望に応えるため例年より2週間以上早い集荷となり、盆時期の集荷は過去に例がありません。
検査では農産物検査員の資格を持ったJA職員が、水分量、着色粒や心白粒などを確認して等級格付けを行いました。また、同JAとして独自に殻粒判別機や食味計で、品質を数値化して出荷者に結果を報告します。
JAでは高温障害やカメムシ被害を懸念し、管理の徹底を呼び掛けています。今回は多少のカメムシ被害はあったものの、食味値が高い米を出荷できました。
12月までに、「コシヒカリ」や「きぬむすめ」、「あいちのかおり」など、約10種類1260㌧の集荷を見込んでいます。
藤枝営農経済センターの石川智浩係長は、「随時米は集荷するので、多くの人に新米の味を楽しんでもらいたい」と話しました。
新米は同JAでも仕入れ、ファーマーズマーケット「まんさいかん」でも販売していきます。