花卉(かき)協議会菊部会は盆の最盛期を前に8月1日、藤枝市で目ぞろえ会を開きました。安定した品質を保つため、当日出荷分から抜き出した菊を部員らが手に取り、花の開き具合や茎の硬さなど確かめました。また、今年度より生花店の小ロット需要に応えるため、新しい段ボール箱を導入し、使用感や入れ方などを確認しました。
7月24日には、生育状況を確認する現地検討会を行いました。JA職員と部会員らでハウスを巡回し、茎の太さや蕾の大きさなどを見て、階級発生率や出荷時期を予測し、需要期の注文に対応できるかを判断しました。例年に比べて高温の影響が強く、生育に多少遅れが生じていますが、盆時期には間に合うことが確認できました。
同部会の川村文人部会長は「需要期に市場へ届けられるよう栽培管理を徹底した。出荷ピークに向けて安定的に出荷したい」と意気込みを語りました。
同部会の菊は葬儀場や仏壇など、仏花用の花を中心に生産。県内や福島県の市場へ年間を通じて出荷しています。