ニュージーランドの農産物輸入業者が7月18日、JA大井川管内の藤枝市のミカン畑を訪れました。果樹林産センターの職員と対米輸出みかん管理組合の森谷道雄組合長らが案内しました。
同組合は、1968年から「温州ミカン」の輸出事業をはじめました。ニュージーランドへは1999年の試験輸出、現在は年間約30㌧から40㌧の主力輸出先となっています。
案内したミカン園は、国内唯一のニュージーランド指定園地であり、地元農家13軒で栽培しています。病害虫の発生を未然に防ぐため草刈りを徹底し、発生時期を見定めて防除を強化しています。
はじめて園地を訪ねた輸入業者は「丁寧に手入れされており安心できる。味や品質面で日本のミカンは人気があり、今年も期待している」と話しました。
果樹林産センターの小杉真啓さんは「輸入業者と話をすることで求められるサイズ感などの貴重な情報を得る機会となった。今後も安定した品質と味で安心感のある出荷を継続したい」と意気込みを語りました。
10月に収穫。11月から12月にかけて出荷する予定です。