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茶の手もみ体験と朝比奈玉露を味わう

 (公益社)県茶手揉保存会岡部支部青透流は7月8日、岡部営農経済センターと岡部茶商組合と協力して茶の手もみ体験と玉露の入れ方体験を行いました。体験には朝比奈第一小学校の3年生と6年生の児童21人が参加しました。

 朝比奈の玉露は八女の玉露、宇治の玉露と並ぶ日本三大産地の一つです。その朝比奈地区の子供たちに地域の茶を知ってもらうために体験がはじめられ、毎年の恒例行事となっています。

 初めに子供たちは「やぶきた茶」を使って茶の手もみ体験を行いました。手もみ保存会の会員が茶葉表面の水分を飛ばす工程の「葉振るい(はぶるい)」や茶葉を針状に伸ばして形を整える工程の「転繰揉み(でんぐりもみ)」などの一連の工程を児童の前で披露し、児童は見様見真似で手を動かしました。「手を休めないようにするとおいしいお茶になるよ」と会員が言うと、児童たちは汗を流しながら手もみ作業に集中しました。児童たちは「手もみ体験は体全部を動かして大変だったけど楽しかった」と話しました。

 その後、「朝比奈玉露」を使ってお茶の入れ方体験を行いました。岡部茶商組合の薮﨑正幸組合長が、急須と湯冷ましを使ったおいしい茶の入れ方を指導しました。茶を飲んだ児童は「玉露の味は少し甘じょっぱかった」「初めて急須を使った。帰ったらおばあちゃんにお茶を入れてあげたい」と笑顔を見せました。

 体験を記念して、同JAから子供たち全員に急須をプレゼントしました。岡部営農経済センターの村越直純センター長は「今回の体験で地元のお茶を知り、リーフ茶を飲むきっかけになってほしい」と思いを語りました。

 同会の宮﨑次夫師範は「朝比奈の子供たちに茶の本来の味を楽しんでもらえて良かった。今後も活動を続けていきたい」と意気込みを示しました。

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