緊急連絡

クラフトティー開発へ 静岡県茶業会議所とJA大井川連携

 県茶業会議所はJA大井川と連携し、国の茶・薬用作物等地域特産作物体制強化促進事業を活用し、茶の消費拡大に向けた新商品開発を進めています。川根本町農林業センターで6月28日、新商品評価会を開きました。JAや会議所、川根本町、川根茶業協同組合、県志太榛原農林事務所の担当者ら12人が出席。川根茶をベースにした、新たなクラフトティーの開発に向けて比較・検討をしました。

 新商品の開発・商品化は2020年から継続した取組で、昨年度は藤枝市の朝比奈玉露を使ったスイーツを開発。本年度中に商品化する見込みです。

 本年度は、川根茶をベースに、地元産のユズやシソを使ったクラフトティーやスイーツを開発します。

 この日は、ローストした高級煎茶や和紅茶といった4種類の茶を用意。湯や水で入れ、味や香りを比較しました。参加者は「水出しの方が、それぞれの特徴が出やすくなる」「ユズのフレーバーにするなら、茶の癖が強い方が飲みやすいのではないか」といった意見が上がりました。今後は、香りや甘味、渋味、後味などの特徴を整理します。

 会議所の伊藤智尚専務理事は「茶の素晴らしさ、魅力を多くの人に知ってほしい。特徴のある茶をつくり、多様な分野の人の協力で、新たな商品を生み出したい」と話しました。8月上旬には、静岡市の洋菓子店「ぷるみえーる」が持ち寄った、茶のスイーツの試作品を検討します。

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