JA大井川管内で4月18日、島田地域と金谷地域で管内トップを切って茶の取引が始まりました。3年ぶりに式典を開き、参加者全員で今年の茶業発展と商売繁盛を祈りました。初日の最高値は、島田地域の「つゆひかり」と「やぶきた」2品種がそれぞれ8,800円。藤枝地域と川根地域は、21日から始まる予定です。
島田地域では、生産者とJA担当者ら約60人が参加しました。2茶工場が同JA島田営農経済センターに持ち込んだ荒茶は、生産者と茶商、斡旋人が色や形などの外観を確認し、値段を決めました。2口10㌔と4口120㌔の取引が成立すると、3者で手合わせをしました。島田市茶業振興協会の会長を務める染谷絹代島田市長は、「茶業振興のために行政も力をいれていく」とあいさつしました。
金谷地域では、JA担当者や茶商など20人が同JA五和支店に集まりました。雨の影響で初日の上場はありませんでしたが、23日頃から早生品種や「やぶきた」などを中心とした深蒸し茶の取引が本格的に始まる予定です。同JA金谷営農経済センターの森下伸浩センター長は「生産者に良質な荒茶の製造を呼び掛け、より良い販売につなげていきたい」と話しました。