杉山芳浩代表理事組合長と茶業部茶加工課藤枝工場の鈴木良則工場長、茶の生産者ら6人は6月3日に藤枝市役所を訪れ、北村正平市長に新茶の完成を報告しました。
藤枝の特産茶である「藤枝親茶(ふじえだしんちゃ)」と「藤枝かおり」の特長を組合長が説明し、市長と持参した新茶を試飲しました。組合長は「品質は年々向上している。JAではこれからも茶を多くの人に飲んでもらえるようPRしていく」と話しました。
また、組合長と生産者の(株)蔵田茶農園の森下隆正さんらは茶価の低迷や需要についても言及し、市長と現状の問題点を話し合いました。近年問題となっている茶農家の減少化に市長は「若者がやりたいと思う産業にしなければいけない。問題を一緒に解決していきたい」と話しました。
市長へ贈呈した藤枝親茶は、有機質肥料をふんだんに使うことで、上質な茶に仕上げています。藤枝茶らしい香りやうま味が特長です。2021年から藤枝茶振興協議会を中心に同JAと市内有志8軒の生産者とともに土づくりからこだわった茶栽培に努めています。
藤枝かおりは、「藤かおり」という品種です。葉を萎凋させる工程を取り入れることでジャスミンのような香りとまろやかなうま味、ほのかな渋味が洋菓子にも合い、若い女性に人気となっています。