果樹林産協議会梅部会は5月20日、伊太地区の生産者10人が大梅約900㌔を島田北倉庫に持ち込みました。品種は島田市の特産である「島田八房(しまだやつふさ)」や「改良内田(かいりょううちだ)」、「白加賀(しらかが)」の3品種です。
同日に目ぞろえ会も行い、JA職員と生産者が色や大きさなどの規格を確認しました。収穫時期の目安は果実表面の細かな毛が減り、ツヤがでて、種の色が茶色になれば適期となります。栽培指導をする果樹林産センターの小栁博明係長は「熱心な生産者が多いため、適期に収穫ができて品質の良いきれいな梅に仕上がっている」と話しました。
梅部会の北川悦郎部会長は「2月の低温で収量は減る見込みだが、3月と4月の降雨と気温の上昇で大きい梅ができた。ぜひ多くの人に食べてもらいたい」と話しました。島田の大梅は直径3~4㌢の大きさで肉厚、酸味があってさわやかな味が特徴です。梅ジュースや梅干しを作るには最適だといいます。
同部会は島田市と藤枝市の生産者24人で約3㌶を栽培していて、大梅は6月上旬まで約5㌧を県内と関東市場に出荷をする見込みです。5月23日頃からは「南高」の集荷を予定しています。