JA大井川管内の小畑幸治さんは、焼津市にあるほ場で5月15日、ウイスキー用大麦の今年度初収穫を行いました。
2019年の12月から栽培を始め、収穫は今年で5回目となります。管内では3人の生産者が焼津市と藤枝市のほ場で栽培に取り組んでいます。品種は「ニューサチホゴールデン」。
収穫した大麦はすべて静岡市葵区のガイアフローディスティリングが製造する「オール県産ウイスキー」の原料として出荷します。
2月の高温と長雨で昨年より多少収穫量が減りましたが品質は良好。県内で最大の大麦産地にしていこうと、JA大井川が中心となって取り組んでいます。ウイスキー用大麦としてはすでに県内唯一の栽培産地となっています。
小畑さんは「何度も研究を重ね、安定した生産ができるようになってきた。これからも品質を上げていく」と意気込みを示しました。
収穫は今月25日頃までに60㌧の収穫量を目指しています。また、焼津産大麦によるウイスキーの販売は来年を予定しています。