JA大井川や島田市、大井川鐵道㈱などが運営する体験型フードパーク「KADODE OOIGAWA」(カドデ・オオイガワ)は26日、オープンから1年4ヵ月で来場者が100万人を達成しました。
100万人目となったのは、御前崎市の加藤菜々さん(35)で、JAおおいがわ農産物PRユニット茶果菜から花束と地元農産物の詰め合わせを受け取りました。加藤さんは、雨の日でも遊べる施設として家族4人で訪れ、「いつも遊び場と買い物を楽しんでいる。家族で記念になった」と喜びました。
同施設は、農業振興と地域振興をコンセプトに緑茶・農業・観光の体験型フードパークとして2020年11月にオープンしました。茶の魅力を伝えるため、茶の製造体験や自分好みの湯温で茶を入れるなど新しい価値観で茶を紹介しています。また、県下最大級のマルシェでは、同JA管内で生産量の少ない希少な野菜を「新顔野菜☆おおいがわ」と名付けて販売し、生産者と協力してPRしています。
同社の福本作治社長は「多くの来場者に足を運んでいただき感謝している。いつでも何度来ても楽しいと思ってもらえるような施設を目指し、売り場の仕掛けやイベントを行っていく」と話しました。
今後は、茶に合うスイーツメニューを季節ごとに開発するなど、ここでしか買えない商品展開や売り場の拡充を図り、2周年目には200万人の来場を目指します。