JA大井川園芸協議会セルリー部会は2月24日、セルリーの出荷を始めました。今年は、昨年よりも有機質肥料を多く施したため、シーズンを通じて市場で人気の高い2L階級(1株1.9㌔以上)の高品質なセルリーが期待できます。4月頃まで京浜方面の市場や同JAファーマーズマーケット「まんさいかん」、体験型フードパーク「KADODE OOIGAWA」へ7,000箱(1箱10㌔入)を出荷予定です。
初日は、同部会の田中尊徳さん(35)が2L階級21箱とL階級(1株1.6~1.9㌔)4箱を同JA静浜営農経済センターに持ち込み、JA職員と株の張りや割れの有無などを確認しました。田中さんは「出荷始めから人気の高い2L階級が多く収穫できました。3月のピークに向けて温度管理を徹底していく」と話します。同センターの山下健太さんは、「消費者の求める品質で出荷できるよう巡回などを強化し、有利販売につなげたい」と話しました。
同部会は、県内主流品種の「新コーネル619」を中心に9人で約1㌶を栽培し、有利販売につながるよう端境期に出荷しています。今年度は、現地検討会を行い、ビニールハウス内の温度や湿度などの管理方法を統一しました。また、有機肥料の施肥量を増やすことで肥切れを起こすことなく生育し、株に張りがあり、肉厚で食味が良いものが多く育っています。今後も、年間を通じて目揃え会や個人面談などを行い、栽培技術や品質の向上を図ります。