園芸協議会は3日、物流の2024年問題の影響や市場動向の把握をするため、農産物集出荷場で全体研修会を開きました。
同協議会に所属する11部会の役員、同JA職員ら26人が参加し、外部講師が講演を行いました。
JA静岡経済連中東部支所中野康俊係長が「青果物の流通について」と題して講演。今後は輸送便の制限や、拠点輸送の増加で輸送時間が増えることが考えられるため、京浜や中京市場に近く、輸送時間の短いJA大井川への期待が高まっていると説明しました。
また、(株)静鉄ストア商品部青果課錦織亮司課長が「スーパーマーケットの現状と今後について」と題して講演。味・産地、スーパーでしか買えないものなど付加価値の創出や、「即食」・「簡便」・「映え」など、時代に合った商品開発が欠かせないと話しました。
同協議会の田中雅人会長は「最新の青果物の流出や消費動向を知ることができた。出荷した後の様子がよくわかりモチベーションにつながった」と話しました。