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シイタケを通じて自然を学ぶ

山を管理する団体「島田市大津財産区」は2月3日、地元の子ども達に自然について知ってもらおうと、JA大井川大津支店と協力し、島田市立大津小学校でシイタケの菌打ち体験を行いました。議員10人が同校の3年生32人と作業しました。
体験では、1㍍に切り分けたコナラの原木60本と同JAが半分を補助した「290(ニクマル)」品種のシイタケの種駒2,000個を用意しました。児童は、議員の補助のもと1本の木に30~50個ずつの穴を開け、手際よく種駒を打ち込んでホダ木を作りました。完成したホダ木は、同校が管理を行い、2年後の秋からシイタケの収穫を予定しています。同財産区の大畑修司議長は「昔は家の手伝いとして山林に関わる子どもが多かったが、今はほとんどいない。ホダ木の管理を通じて自然を学んでほしい」と話しました。
同JAは、種駒1,000個を寄贈し、作業を補助した。同支店の松村大輔支店長は「楽しく農業を学ぶきっかけになってもらえればうれしい」と話しました。
同区は、山の管理道などを管理する団体で、地域の子ども達を応援するため、約20年前から同体験を続けています。また、同校へは卒業制作品やグラウンド用に木造イスなどを寄贈しています。

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